一年点検

column 02:設計工事期間から生活へ

先日「みどりのいえ」の一年点検に行ってきました。
一年点検では、竣工後一年を経た建物を設計事務所と施工会社が訪問し、不具合などがないかを点検し、施主に生活の様子を聞き取ってうまく使えているかなどを調査したりします。
手作りで作られる部分の比重が大きい注文住宅は、湿度や気温差が激しい日本の四季を経て素材が伸縮膨張したり、乾燥したりすることで不具合が出ることがありますが、一年を経て家もだんだん落ち着いてきて、オーナーも家の事が分かってきて住みこなすようになったところで点検して修正していきます。
その時に久しぶりに訪問して設計した家を隅々まで見る時は緊張のひとときでもありますが、クライアントが家を住みこなされているのを見られるうれしい時間でもあります。
依頼された方と打ち合わせを重ね、そこでの生活を想像して設計しているので、それで当たり前なのですが、洋服を「着こなし」たり、よりおしゃれに「着崩し」たりするように、新しい家を楽しんで、どんどん自分で生活しやすいようにDIYされたりインテリアをしつらえたりしながら「住みこなす」を超えて「住み崩す(!?)」ところまで愛着を持っていただけることは願ってもない事です。
そのために建て主の方に設計時からクリエイティブに家を作るというプロセスを楽しんでいただくことで、建築が車や工業製品とは違って手づくりで出来上がっていく様子をご理解頂き、さらにそのプロセスの延長線上に新しい家でご自身で作っていく創造的な生活へ、とつなげていってもらえるのではないかと思っています。
下の写真は1年後の「みどりのいえ」の様子です

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