PROCESSプロセス

今は社会の変化が激しく、先の読みづらい時代になっていると言われています。
確かにデジタル技術の発展・整備、データーの高度な解析・利用などが急速にに進む社会環境の中で、完成するまでに時間がかかり、長い間その場所に建ち続ける「ハード」である建築がどう立ち振る舞うかはこの時代の課題、設計の要件の一つでもあります。

その事は念頭におきつつも大切にしたいことは、シンプルに、場所と人と建物のアイデンティティを考え、建物を運用していくクライアントと一緒にプロジェクトを深めていくプロセスを重視すること。その結果として周囲に対してポジティブなメッセージを発信して、連鎖的に地域の活性化につながること。
そういう過程を経て設計した大らかな建物が、先の見通せない時代の変化に対応していきながら、時代を問わない個性的な場を作りあげることになると考えています。

イメージ

flow

どのような用途の建物でも竣工する日には、クライアントが完成した喜びとともにそれを使いこなすビジョンも持てることを目標にしていますが、そのための作業は企画の段階から施工が終わるまで続きます。

はじめは断片的な希望や既存の建物などを参考にした考え方、漠然としたイメージが先行していたものが、施主と設計チームとの共同作業でプロジェクトの内容を育て、完成後にどう使っていくかを考え話し合いながら設計段階を経ていきます。次第に建物のアイデンティティーや個性はそのプロジェクト独特のオリジナリティ(施主のカラーを帯びた)のあるものになります。完成後の住みこなし方、運用方法などを楽しんで考えてもらえるようになれば最高です。完成した建物は皆、最初から個性的な建物にしようと狙ったものではなく、設計過程のさまざまな要素の検討と選択、クライアントとのセッションによって必然的に表れた結果です。

1.面談

お気軽にご連絡いただき、ざっくばらんにご質問、ご相談などをお受けします。
弊社で進めるか否かは別として、こちらからも質問やお考えになっている計画に対するアドバイスなどをさせて頂きます。

※この時点で弊社で設計を進めると決められた方で土地がまだ決まっていない場合、購入に際してのアドバイザリーを致します。

2.企画・調査

面談をしてみて、プロジェクトが面白くなりそうだなと感じたら企画・調査をご依頼ください。ここでは現地調査、役所での法規チェックなどを元にボリュームスタディとプロジェクトの可能性や方向性をご提示しながらお打合せをします。この時点ではまだ設計契約ではありません。
細かいご質問などがあれば納得のいくままで契約までにご質問ください。

調査・検討費用として場合により3万〜15万円いただく事があります。(プロジェクトの大きさや内容によるのでご相談ください)設計契約に至った場合は設計料に充当します。

3.基本設計

基本設計終了までの間に、プロジェクトを熟成させるため、さまざまなことに関して奇譚の無い意見を言い合いながら目標の共有をし、将来の暮らしのビジョンや運用イメージなどを構築しながら設計を進めます。
そのため、基本設計が終わる前に設計やデザインをFIXした完成模型などを提示することは通常ありません。
考えるためのたたき台となる模型や図面、CGを見ながら基本設計の終わりまでに徐々にプランを固めていきます。

4.実施設計

建物の詳細を決めたり概算見積を見ながら、構造、設備、インテリア、エクステリア、庭など、具体的にパズルのピースを埋めるように詰めていき、すべての要素が高次で納まるように検討しながら実施図を完成します。ここまでにプロジェクトの目的や何が重要かが意識的に整理されると、見積調整時の優先順位を決めやすくなり、割り切ることでかえってデザインや間取りが大胆に、完成度が高い設計になることさえあります。

5.見積・確認申請

コストコントロールは建物の完成度に関わる重要な仕事の一つです。予算の中で何を入れるか、どこに比重を置くかなどを、見積書の分析をお見せしながらご説明していきます。特に注文住宅では、坪単価の考え方では一様な比較が出来るものではありません。土地の特性(地盤や重機が入る道路沿いかなどなど)や設備の内容、建物への特別なご要望、インテリアの方向性などで大きく変わってきます。弊社ではプロジェクトの方向性を実現しながら経済性も検討するために設計・デザインをFIXするまでのプロセスを重視した設計方法を採っています。

6.施工・監理

施工中も実際の工事の状況に応じて変更せざるを得ない事等が出てくることもあります。特にリフォームの現場では取り壊してみないと分からない事もあるので、現場に入ってからで変更事項が出てくることもありますが、都度ご説明をしながら進めていきます。建設にご興味がある方は是非現場に足を運んで実際に造られる経過を楽しんでください。

7.完成

竣工後1年目に「一年点検」を行います。

★業務対象地域:日本全国、国外。

住宅・別荘

注文住宅に求められるご要望は人それぞれで、働いている時間帯、リラックスの仕方、家族間の関係も違い、正解も一般解もありません。そのためプロセス自体もまた一様にはならず、信頼関係を元に話し合いながら進め方もカスタマイズします。
重要な事は、その家に暮らす人の毎日の生活が豊かになる。健やかに暮らせる。楽しくなる。その手助けができる空間を造ることが個人邸設計に対する私たちの考えです。
★住宅、二世帯住宅、セカンドハウス、マンションリフォーム、店舗付き住宅ほか。趣味や生活を楽しむ家などが得意です。

施設・オフィス・集合住宅・その他

あらゆる案件において常に新しいチャレンジを続けていきたいと思っています。 デザインで新しい可能性を追求することとバランスがとれたマネージメントで期間、コスト等をコントロールをすることの両方を追求していきます。
★集合住宅、複合ビルディング、温泉施設、リゾートホテル、飛行機展示場、幼稚園、医療ビル、教会、医院建築、ショールーム、工場、その他特殊な用途の建物など。土地活用のご相談や企画段階でのマスタープランなどもお受けしています。

店舗デザイン

商業デザインは設計事務所としての強みを生かし、路面店や店舗付き住宅など建物からのご依頼や耐震補強が必要な改築など、建築・インテリアデザイン・植栽・サイングラフィックデザインなどをワンストップでお受けできます。もちろん内装だけのご依頼も大丈夫です。
★レストラン、医療施設、動物病院、オフィス、ブライダル施設、美容院ほか。特に動物病院は実績多数でコンサル部分からお受けすることが出来ます。

◎環境と建築
環境の問題はどの分野の業種であっても考えずに済ませることができない時代になりました。次の世代のために、私たちが今できる何かを行動に起こすことに躊躇はありません。CO2削減のため、太陽電池、風力発電など自然エネルギー利用を考える事やスマートシステムでエネルギーをコントロールすることも同様です。しかし、必ずしもそのテクノロジーを導入するのに適した土地ばかりではありません。また、それらがまだまだコスト的に二の足を踏むものであったり、こらからどんどん発展、変化していくと思われるテクノロジーの今後のことを考えると、環境に良いと謳った設備を今取り入れていいかどうか迷いもあると思います。
建築には他にも環境に対して配慮するためのアプローチ方法がいろいろあります。空調設備に頼らずに快適に暮らせる環境性能の良い建築は間接的にCO2削減に貢献します。建築が解体されるときに出る大量の廃棄物のことを考えると、長い期間変わらず快適に暮らしていける、愛着を持たれて存続し続ける建築を設計することも私たちにとって大きな課題です。何かひとつの方法に頼らず、検討していくプロセスを重視してバランスの良い計画を考えることが最終的には長く存続し、環境にも良く、快適に暮らせる建物をつくることに繋がります。